私の親は戦争についてあまり語らない
私の母は、昭和5年生まれ。戦争を知っている世代である。
13年前に亡くなった父は、昭和6年生まれ。
両親が戦争について語ったのは以下位。
米軍の飛行機が低空飛行をしてきて、パイロットのマフラーが見えた。
闇市で買ったもんぺが異常に高かった。
津の市街は空襲で焼け野原となり、江戸橋からエンマ堂が見えた。
空襲の時、銀紙のようなものをばらまいた。無線通信をできなくする
ためのものである。それを拾ってきたことがある。
親は、知識人でもなかったし、ぎりぎり戦争にも行かなくても良い
年齢だった。戦争とはこんな所だったのだろう。私のように親が戦争を
知っている世代でも、この程度にしか聞かされていない。この戦争が何で
あったのか、大変興味があったので、「戦争と平和」「人間の条件」を
読んだりした。しかし今思うに、この本はかなり左がかった内容であった。
私が生まれるたった14年前に敗戦を迎えた戦争は何だったのかが
ぜんぜんわからない。
近隣諸国との関係の一つは、こんな所であっただろうと思う。
WJFプロジェクト
http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/
関連記事